「おくる音楽」 曲の解説 by Wong WingTsan
♪1 フレグランス
この曲は、私が最初にリリースしたCD「フレグランス」の1曲目、アルバムタイトル曲です。
当時アロマテラピーが流行りだした頃で、この「フレグランス(香り)」というタイトルにも好評をいただき、
今でもこのアルバムを聴き続けてくれているファンがいるのは、本当に嬉しいことです。(1989年収録、92年 SATOWA MUSICリリース)
Aska Stringsのウネリを聴いてください。
♪2 運命と絆 ~ NHKスペシャル「家族の肖像」テーマ曲 ~
私が初めてNHKからオーダーを頂いて作曲したのが、この曲です。
NHKの制作関係者のこのドキュメンタリーへの熱意と真摯な態度にとても触発されたのを覚えています。(1997〜98年放送)
2000年には、コンピレーションアルバム「〜the most relaxing〜 feel」(東芝EMI)に選曲され、
200万枚を超えるCDセールスを記録しています。
♪3 こころの時代 ~ Eテレ「こころの時代」テーマ曲 ~
同名のEテレの長寿番組のテーマ曲です。
プロデューサーさんのとても熱い想いを受けて、作曲させていただきました。
番組では友人の僧侶たちが出演している回もあり、それも嬉しく思います。
浜離宮朝日ホールのこの録音は、あらたなアレンジでサウンドも一新しています。
♪4 海より遠く
マーラーのアダージョの和声を勉強していて、自然に出てきたメロディーです。
この素敵なタイトルは、フォークシンガーの及川恒平さんが付けてくれました。
♪5 嵐の大地 ~ 映画「純愛」プロローグ ~
♪6 物語の終わりに ~ 映画「純愛」テーマ曲 ~
この2曲は、映画「純愛 JUN-AI」(2007年公開)のために作曲しました。
「嵐の大地」では、Aska Stringsのメンバーが炸裂しています。
ストリングス・アレンジは、ウォン美音志くん!
「物語の終わりに」のメロディーは、横浜の中華街を歩いていたときに、降りてきました。www
どうぞ映画もご覧ください。
♪7 白夜
映画「太陽がいっぱい」のメロディーに触発されて作曲しました。
なので最初のタイトルは、「太陽がすこし」でした。www
作詞家の竜真知子さんが「白夜」という美しいタイトルを付けてくれました。
また、歌手の渡辺真知子ちゃんがこの曲に歌詞を書いてくれて、女性の恋心を熱唱し、
それはそれはセクシーな音楽になりました。そちらのバージョンも、是非、検索して聴いてほしいです。
♪8 白詰草の丘で
この曲は、私の奥様に贈った曲です。
彼女は、白詰草...大好きなので、このタイトルになりました。
Aska Stringsの演奏はどの曲もすごいのですが、これは特に素晴らしいです。
♪9 郷愁の家
私が最初に暮らした家は、洋風の日本家屋で、今思うと不思議なところがたくさんある家でした。
その家では、蓄音機でSP盤をかけて、父と母が、よくタンゴを踊っていました。
幼少の私の原風景です。
この曲はCD未収録でしたので、初めてのリリースです。
Aska Stringsのメンバーの熱演をお聴きください。
♪10 水のうた、森のねむり~ BShiスペシャル「九寨溝」テーマ曲 ~
当時のハイビジョン放送の先駆けのドキュメンタリー番組のテーマ曲です。(2001年初回放送、以降アンコール放送多数)
浜離宮朝日ホールのこの録音では、Aska Stringsのメンバーが「風」になったり「鳥」になったりしてくれています。
またアルバム「九寨溝」ではこのテーマ曲以外にも、九寨溝の映像に合わせて即興的に演奏した
インプロヴィゼーション作品も収録しています。合わせてお聴きください。
♪11 旅のはじめに ~ NHK「にっぽん紀行」テーマ曲 ~
多分、みなさんが一番多く聴いてくださっている曲だと思います。(2004〜2018年放送)
作曲した時、ちょうど還暦だったので、これからの人生の旅立ちという意味を込めてタイトルを付けました。
♪12 夜明けのまなざし ~ NHK「目撃!にっぽん」テーマ曲 ~
この曲についての問合せは以前から多かったのですが、ようやく今回初めて、配信でリリースすることになりました。
Aska Stringsには、NHKのスタジオでテーマ曲の収録にも参加いただきました。
浜離宮朝日ホールのこの演奏、Aska Stringsの歌うメロディーが美しいです。